代表挨拶
一般社団法人愛媛県災害リハビリテーション支援協会(愛媛JRAT)のホームページをご覧いただきありがとうございます。
愛媛県災害リハビリテーション連絡協議会は、2014年3月に設立し、2024年3月で10周年を迎えました。これを機に、「一般社団法人 愛媛県災害リハビリテーション支援協会(愛媛JRAT:
Japan Disaster Rehabilitation Assistance Team)」と名称変更とともに、法人格を取得いたしました。現在、医療(医科・歯科)、介護および福祉関連の13団体が加盟頂いております。
この10年を振り返りますと、設立2年後の2016年2月に、愛媛県災害リハビリテーション連携マニュアルを作成しました。平時および災害時に多職種が情報を共有し、有機的な連携を行うことが目的です。本連携マニュアル作成と同時に、愛媛県との災害時協定を締結しました。その後、全国47都道府県の地域JRATが組織化されて、13県で県との災害時協定(2024年5月末現在)締結への先駆けとなりました。
2018年には、愛媛県の災害時支援体制として、愛媛県災害時要配慮者支援チームを結成し、愛媛JRATと愛媛県社会福祉協議会が事務局を担っております。このチームはJRATとDWAT(災害派遣福祉チーム)両方の機能を有し、医療・保健・介護・福祉など多職種で構成され、愛媛県独自の災害支援チームです。
私たちは毎年、チーム員養成および知識・技術向上の目的で研修会を開催し、さらに県や市町の防災訓練に参加してきました。また、2016年4月に発生した熊本地震や2018年7月の西日本豪雨災害においてリハビリテーション支援を行ってきました。さらに2024年1月1日発生の能登半島地震に対しては、愛媛JRATとして4隊(14名)、愛媛DWATとして4隊(12名)のチーム員を派遣してきました。
これらの支援活動で本連携マニュアルを活用し、その都度改訂を重ね、今回第5版を発行することになりました。
マニュアルには完成版はありません。今後も起こりえる災害に対して、より効率的で効果的な連携ができるように、マニュアルの改訂を行っていく予定です。
これまでの皆様のご協力に感謝するとともに、引き続きのご支援をお願い致します。
2024年9月
一般社団法人愛媛県災害リハビリテーション支援協会
代表 藤田 正明